『理事長のひとりごとvol.54』~「ありがとうございました。」
令和3年6月の理事会をもちまして、任期満了により理事長を退任いたしました。
振り返ってみますと、平成28年10月に「社会福祉法人でんでん虫の会」の理事長を拝命してから4年8ヶ月(注1)が経ちました。福祉に素人の私が、ここまで続けることが出来たのはひとえに、関係各位のご指導とご支援、そして私の考えについてきてくれた職員のお陰と感謝しています。ありがとうございました。
私は「障害者を支援していくためには、法人経営が安定し、存続し続ける必要がある」との考えから、組織の内部体制整備を最重要課題と位置づけて取り組んで参りましたが、ほぼ自分が考えていたところまで出来たのではないかと思っています。
なお、後任は副理事長を務めてくれていた井上雄紀氏です。
彼は当法人での障害者支援の経験に加え、以前に民間企業で営業やマーケティングに関する経験がありますので、この環境変化の激しい福祉業界を乗り切っていくには最適な人物だと思います。これからもよろしくお願いします。
さて、この「理事長のひとりごと」のコーナーは、法人ホームページのリニューアルを機に始めたのですが、「障害がある人も、そうでない人も、一緒に楽しく暮らせる社会を作りたい」という思いから、あえて福祉以外の話題を掲載することにしました。
地区の伝統行事や米作り、人権擁護委員のことなど、その時々に感じた話題などをお話ししてきましたが、一見福祉に関係のない話題のようですが、連綿と続く人々の営みや歴史の中で、人として大切にしなければいけない根っこの部分は一緒だったのではないかと思っています。お陰様で54号まで続けることが出来ました。
これまでご覧頂いた方々に心からお礼を申し上げます。これからは違う形で「社会福祉法人でんでん虫の会」の情報を発信してくれるものと思います。
当法人の基本理念「社会の営みの中で、障害のある人が、ごく当たり前にいきいき暮らせる社会づくり」にあるように、障害があってもなくても、同じ人間として楽しくいきいきと暮らせる社会になるよう祈りながら結びと致します。
(注1)社会福祉法の改正にともない役員改選時期が変更となったため、変則的な期間になっています。