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2019-08-21

『理事長のひとりごとvol.27』~「古代米物語(赤米)」

今年も古代米の「赤米」が出穂(しゅっすい)しました。いつものように、きれいな深紅色の芒(のぎ:ひげの部分)を見せてくれています。

 
毎年8月の「理事長のひとりごと」には、この赤米の話をしていますが、
20年以上前に、天の橋立にある元伊勢「籠神社(このじんじゃ)」から「豊ノ栄」という種類の種子を頂いたのが始まりで、毎年収穫した籾の中から種子を取り育てています。


現在私たちが食べているお米は、品種改良を繰り返して食味や香りが良い品種に作られていますが、この赤米は交配させず昔のままの状態のために、食べてもあまり美味しくは感じません。でも、最近は健康志向から赤米の玄米ご飯や白米に赤米を混ぜ込んだご飯が静かなブームになっているようです。

新しいものが次々生み出される時代ですが、赤米のように何時も変わらぬ姿を見ると「ほっと」するのは私だけでしょうか。

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