2020-01-15
『理事長のひとりごとvol.35』~「とんど」と「隣保の新年会」
以前にも紹介しましたが、1月14日に行う「とんど」は小正月(こしょうがつ)の行事ですが、私たちの隣保では、この日の午後に「とんど」を行いその夜に隣保の新年会をすることが毎年恒例になっています。
まず、午後1時から皆が持ち寄った竹を使ってやぐらを組み立てます。そして、正月の飾りや注連縄(しめなわ)などを飾り付け火を放ちます。燃えさかる炎に、竹につけた書き初めを近づけ、燃えながら高く飛んでいくと字が上手になると言われています。でも、今年は平日だったこともあり子ども達の参加はありませんでした。
火が収まり炭ができたら、炭火でへそ団子(最近はもち米だけで作る家が多くなりましたが、お餅を直径10cm位に整え、真ん中をへこませ、おへそのような形にしたもの)を焼くのですが、今年は閏年のため13個を細い竹に刺して焼きました。
昔は焼いたへそ餅を雷の鳴る時期まで保管していたようですが、最近ではその場で皆で分け合って食べたり、家へ持ち帰りぜんざいにして頂きます。
そして、残り火の一部を台付き十能(じゅうのう)や先を割った竹に炭をはさんで持ち帰り、家の神棚にお灯明を上げます。
午後6時からは近くの飲食店で新年会を行います。私たちの隣保はまとまりが良くて13軒の戸数で19名の参加者がありました。ここでは、隣保から選出する地区役員や隣保長の選出や交代をします。
私もこの一年間隣保長を務めましたが、今日で次の人にバトンタッチすることが出来ました。
後は楽しいお酒を頂きました。
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