『理事長のひとりごとvol.50』~「コロナ禍を吹き飛ばしたい厄神祭です。」
相変わらず新型コロナウイルス感染の情報が流れている昨今ですが、2月11日に古家八幡神社で厄神祭を開催しました。いつもなら雪やみぞれが降ったりと寒いことが多いのですが、今年は暖かい穏やかな1日でした。
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三密を避けるため、かなり規模を縮小した開催となりました。例えば、御神酒の振る舞いをやめて参拝者同士の接触を避けたり、密になるのを避けるため景品の当たる福引きを中止。そして、恒例の餅まきをやめて参拝者には袋詰めしたお餅とカップ入りの甘酒をお下がりとしました。普段の年であれば地区の人たちが厄年でなくても家内安全などを祈願して鏡餅をお供えするのですが、餅まきをしないので省略して、願い事を書いた祈祷申込書をお供えして、祭司の大喜多宮司さんに祈祷して頂くことになりました。
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午前8時に始まった厄除け祈願祭では、宮司さんから通常の厄除け祝詞だけではなく、新型コロナウイルスをはじめとする、あらゆる疫病退散の祝詞も別に読み上げて頂き、参拝者も一緒になって一日も早い新型コロナウイルス終息の祈念を致しました。 地区内の厄除け祈願祭の後、13時半頃まで大喜多宮司さんに厄除特別祈祷を受け付けてもらいましたが、地区内だけではなく、地区外からも厄年に当たる方々が大勢お詣りになり、無病息災や厄除け祈願をされていました。
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この古家八幡神社(古家厄除八幡宮)の創建は不明ですが、法道仙人により開礎され、当時広大な寺領を有していた玉泉寺の守護宮として鎮座されたのが起源といわれています。その後、時期は不明ですが宇佐八幡宮の分神を授かり、誉田別命(ほむたわけのみこと:応神天皇)を祭神としてお祀りするようになったといわれています。そして、播磨の守護大名であった赤松義村が赤松領内での内紛(1520年頃?)が起こったときに長らく難を逃れたので、厄除八幡宮として近郷にも知られるようになったそうです。(村の長老談)
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特別祈祷を受けて、何かほっとされている方々を見ていると、規模を縮小したとはいえ厄神祭が開催できてよかったと思うとともに、来年は新型コロナウイルスが終息して、従来通りの賑やかな厄神祭が開催できるよう、あらためて祈らずにはいられませんでした。
※古家八幡神社の厄神祭は、従来1月19日に開催していましたが、皆さんが参拝しやすいように、平成25年より2月11日(建国記念日)に変更しています。