3/15「障害を理解し共に暮らす地域づくりを考える~ひきこもり×8050問題~」ご参加ありがとうございました
令和6年度 障害を理解し共に暮らす地域づくり事業講演会「障害を理解し共に暮らす地域づくりを考える~ひきこもり×8050問題~」(加東市社福祉センターにて)
3月15日(土)北播磨圏域コーディネーター 濱垣隆之氏を講師に、ひきこもりと8050問題をテーマに地域課題を講演いただきました。

まず内閣府調査により全国で146万人と推計されているひきこもりの現状と行政によるひきこもり支援について、データや法律を読み解いてお話しいただきました。次に、加西市における最近の相談の傾向について、実態を講演いただき、さらにひきこもりを経験したあと社会復帰して活躍されている方のドキュメンタリー動画を視聴することで、当事者のおかれている具体的な状況を理解することができました。
加西市での先駆的な取り組みを通じて、当事者が誰かと一緒に楽しむことや、好きなことを誰かと共有できる経験等により自信を取り戻し、その方らしく社会参加できるようになるための支援をすること、そして周囲の支援者が粘り強く向き合い、常に相手の立場に立って考えることの大切さを学びました。
参加者の皆さんからは、「ひきこもられている本人をとりまく環境(家庭、社会)について、理解を深めさせていただきました。本人の気持ちをきく姿勢、ねばりづよく関わりつづけていく中で、タイミングをのがさないことが大切とのお話が心にひびきました。事例をふまえてのお話し、大変わかりやすく、有難かったです。」
「障害、ひきこもり、認知症、経済的貧困は重層的なので、ズバッとこれが効くという方法はなかなかない上に、人間は1人1人違うのでこんがらがった糸をほどいていくのは難しいのを今更ながら再確認しました。」
「ひきこもり(不登校から)になり、27年すぎています。法事とかで出会っても本人と普通に話せるので、ふだんはかかわってきませんでした。今日のお話を聞いて反省です。早く何かできる事があったのではと…」
「他人事ではなく身近だなと改めて思いました。」
「自分ができるわずかな事からでもしていきたいと思いました。」などの感想をいただきました。
ご講演いただいた濱垣様、ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。



