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2019-07-18

『理事長のひとりごとvol.26』~「わたしの山田錦物語(其の二)」

山田錦の田植えが終わって1ヶ月が過ぎました。植え付けた早苗がすくすく育ち、私が好きな田舎の原風景である緑のじゅうたんを敷き詰めたような田園風景が広がっています。


今年の6月は日照不足のせいか、植え付けたイネが株別れをする分げつが遅く、私の圃場では予定している株数(18~20株)に達するのにいつもより5日ほど多くかかりました。そういえば、夜も寝苦しくなく休めましたが、私たちが過ごしやすい気候では、イネにとって良い環境ではないようです。
7月12日から、予定している株数が確保できたので中干し作業に入りました。中干しは、圃場を干すことによって、不要な分げつを抑制し、土の中に酸素を補給して根腐れを防ぐ目的があると言われています。
落水のあと、土が適度に固まる前に溝切り機で溝を作ります。

この作業によって、中干しが終わったあと圃場に水を入れたり、水を抜いたりすることがスムーズに行うことができます。特に夏の暑い日が続くときなどには、夜間に水を入れ替えることによって地温を下げることができます。
いつもやっていることですが、良い山田錦を作るためにイネに良い環境で働いてもらえるように頑張っています。

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